一級建築士の資格を持つ主婦が話す建築士というお仕事、資格試験合格へのアドバイス

建築の仕事の内容は幅広く、その勉強もまた「絵を描くのが得意だ」とか、「形を考えるのが好きだ」といったひとつの得意分野だけを突き詰めていくような学問ではありません。
まずは環境のこと、力学などから入って、最終的に形(計画・設計)を作れるように学んでいきます。学問体系としては、いわゆる「理数系」といわれ、工学部の中に属している「建築学科」として学ぶことがほとんどです。
しかし歴史や法律など文科系の分野も多いので、幅広い知識と学習が必要なのです。工業高校の建築学科や、短期大学、専門学校では、建築士試験を目安に、法律・計画・設備・構造・実技というように、建築学全般をまんべんなく学ぶ学科が多いようです。
4年制大学や大学院、細分化されたカリキュラムのある専門学校などでは、
分野を絞って、研究・学問として学ばれていることもあるようです。大まかに
分類してみると次のようなものです。
◆都市計画・都市設計・・・どういう場所にどのような建築物を建てるかを考える
◆建築計画・設計・・・建物物の個体は、どんな空間で、どんな形態にするのか
◆環境・設備・・・人間にとって快適な空間とは何か
◆建築構造・・・安全で効率のよい構造を考える
◆建築材料・施工・・・どのような材料で、どういう方法で作るか
◆建築歴史・意匠・・・建築の文化や歴史、デザインを考える
どの分野を突き詰めて専門的な知識を高めていくか、夢と能力次第です。
しかし、実は建築士の試験にでてくる知識の最低レベルは、かなりハードルの
高いもので、ずべての分野においてまんべんない知識が必要になってきます。
建築関係の学校を出なくても、建築の現場で働いている方も多くいるでしょうが、
資格取得という点から考えると、まず、建築関係の学校に入る必要があります。