一級建築士の資格を持つ主婦が話す建築士というお仕事、資格試験合格へのアドバイス

設計図面の試験には、実はこれが正解で、ここが合格ラインという明確な目安がありません。一次合格者の中からの合格率が、約30%なので、かなりの難関です。これには、課題に記載されている内容をすべて書ききる、という時間との勝負があります。
製図試験は、1級が5時間半、2級が4時間半、通して行います。
自分で時間を区切って計画し、休憩時間をとりながら、完成させます。
5時間半といわれると、十分に長い時間のようですが、実際には、
あっという間の時間です。
決められた内容のなかで、要求を100%計画するということが、
いかに難しいことかをまざまざと感じます。実際の仕事の中では、出来ないことは、
出来ない、と言えばよいのですから、いかに試験の為の練習が出来ているかにつきます。
出された題について、正しく法律が守れているか、図面が完成されているかが
合格のポイントです。
このさい、クリエイティブな発想とデザインのプライドは忘れてください。
次に過去3年の課題をあげておきます。一級は、かなり範囲のひろい課題です。
設計条件が細かく示されているのですが、計画力をとう問題となっています。
二級は、範囲と用途がきっちり決められている分、いかに法律を正しく解釈できて
いるかという、実務の即戦力をとう問題になっています。
<一級建築士製図試験課題>
18年度:市街地に建つ診療所等のある集合住宅(地下1階、地上5階建)
17年度:防災学習のできるコミュニティ施設
16年度:宿泊機能のある『ものつくり』体験施設
<二級建築士製図試験課題>
18年度:地域に開かれた絵本作家の記念館〔鉄筋コンクリート造(ラーメン構造)2階建〕
17年度:近隣の街並みに配慮した車庫付二世帯住宅(木造2階建)
16年度:趣味(フラワーアレンジメント)室のある専用住宅(木造2階建)